2013年7月11日木曜日

マーケットの本質

マーケットの本質を勉強するのにいい本があったのでご紹介。


図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
田渕 直也
日本実業出版社
売り上げランキング: 41,898


ランダムウォーク理論とは

1.相場を連動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる(情報コストがゼロ)
2.売買に際して、税金や手数料などがかからない(取引コストがゼロ)
3.すべての投資家は、金銭的利益を最大化するように行動する(合理的投資行動)

上記の3つの条件が成り立つとき、相場はブラウン運動に従うという考え方です。

簡単に書くと「相場の参加者全員が合理的に行動すれば(ミスをしなければ)、相場はランダムに動く」ということです。

しかし実際の相場の動きはランダムではありません。人間一般に共通する心理的な偏りが存在することにより、相場はランダムでない動きをすることがあります。この心理的な偏りを、本の中で行動ファイナンス(マーケットの人間心理を扱う学問)により説明し、マーケットのどこに非効率な部分が表れるかなどを考察しています。

トレードをするにあたって大事なことは、この非効率な部分を探すことです。ランダムでないということは、必ず特定のパターンが存在しますので、そこから収益を得るわけです。


僕は日頃から物事の本質を考えることが好きなので、この本の内容はとても面白かったです。マーケットへの理解が深まればトレードの期待値が上がることは間違いないと思います。


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