2013年7月23日火曜日

夏休み

なんか相場が薄くなってきましたね。

海外のトレーダーは8月頃からサマー・バケーションで長期休暇を取る人が多いらしいのですが、早くも夏休みムードになってきました。

参加者が少ないときは、注文も少なくレンジをブレイクしにくいのですが、一度ブレイクすると逆方向の注文も少ないため急激に動きやすいです。大口の注文で大きく動いてしまうので突発的な動きも多くなってしまいます。

利益を出すためには長いレンジを我慢し、数少ないチャンスをモノにしなければいけません。ブレイクしにくいためダマシも多くなります。レンジのときにトレードして利益を飛ばしてしまうくらいなら休みにしてしまってもいいかもしれませんね。


僕は8月に入ってから海外勢が帰ってくるロンドンのレイト・サマー・ホリデー(8月の最終週の月曜日)あたりまでトレードは休みにしようと思っていましたが、予定を早めようか考え中です。やるならしっかり相場に集中しないと逆に負けてしまいそうなのですが、集中するには暇な時間が長いんですよね。。

短期売買禁止とタイミング的にも丁度いいし、自分のトレードを見直してみようかと思います。


2013年7月21日日曜日

自分の利益がどこから来ているのかを知る


FX取引、売買価格公正に 超短期取引も制限


金融庁から新たな規制が入り、DMMとSBIは短期売買が禁止に、クリックはドル円のスプレッドと1回の注文上限を改悪するなど余波が広まっています。(注:記事タイトルの超短期取引は10分後などの価格を予想するバイナリーオプションのことです)

そもそも一部のOTC業者(詳しくはこちら)は客の注文を一度呑み、その注文を客同士の注文で相殺して手数料を浮かすことによって、インターバンク市場には存在しない狭いスプレッドを客に提供しています。

しかし客が秒スキャル(数秒から1分くらいの短期トレード)をすると、この狭いスプレッドを提供している業者側はその全てをカバーすることができないので(秒スキャル全部の取引をカバーしていたら業者が負うべき手数料が大きくなってしまい、客に狭いスプレッドを提供できない)その利益がそのまま業者の損失となってしまいます。

その結果、秒スキャルだけで稼いでいるトレーダーの存在が業者にとってマイナスとなり、そういうトレーダーの口座を凍結するという話も出てきました。狭いスプレッドを謳い文句に客を集めていましたが、それが仇となり自分の首をしめてしまった形です。それに加えて金融庁から規制が入り、業者が現状を維持できなくなってきました。それゆえその対策を取ってきたわけです。


スキャルピングだけに頼って稼いでいたトレーダーにとってはこれから少しずつ厳しい時代になってくるでしょう。しかしこれは今までが異常だっただけで当然の流れです。

もし自分の利益の大半が業者の損失によってまかなわれていたとしたら、それは一時的なものにすぎません。追い出されたり、規約が変更になればそれでおしまいです。勝ち続けたければインターバンク市場のスプレッド以上にエッジを得る必要があります。


とまあ偉そうに書きましたが、僕も低スプレッドの恩恵を受けていたトレーダーの一人です。やはりここ数ヶ月はスキャルで勝ちやすい相場でしたからね・・。資金を増やしながら段階的に手法を変えていくつもりでしたが、前倒しとなってしまいました。もう少し余裕が欲しかったのですが仕方ないですね。イメージはある程度できているので、少しずつ修正していこうと思います。


2013年7月11日木曜日

マーケットの本質

マーケットの本質を勉強するのにいい本があったのでご紹介。


図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
田渕 直也
日本実業出版社
売り上げランキング: 41,898


ランダムウォーク理論とは

1.相場を連動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる(情報コストがゼロ)
2.売買に際して、税金や手数料などがかからない(取引コストがゼロ)
3.すべての投資家は、金銭的利益を最大化するように行動する(合理的投資行動)

上記の3つの条件が成り立つとき、相場はブラウン運動に従うという考え方です。

簡単に書くと「相場の参加者全員が合理的に行動すれば(ミスをしなければ)、相場はランダムに動く」ということです。

しかし実際の相場の動きはランダムではありません。人間一般に共通する心理的な偏りが存在することにより、相場はランダムでない動きをすることがあります。この心理的な偏りを、本の中で行動ファイナンス(マーケットの人間心理を扱う学問)により説明し、マーケットのどこに非効率な部分が表れるかなどを考察しています。

トレードをするにあたって大事なことは、この非効率な部分を探すことです。ランダムでないということは、必ず特定のパターンが存在しますので、そこから収益を得るわけです。


僕は日頃から物事の本質を考えることが好きなので、この本の内容はとても面白かったです。マーケットへの理解が深まればトレードの期待値が上がることは間違いないと思います。


2013年7月7日日曜日

あとは効率よく努力

その人の得られる技量は大雑把に「才能☓効率☓時間」で求められます。この式で計算された値で上位に入れればめでたく勝ち組です。成功するためには才能で飛び抜けている必要はなく、それぞれが上位10%に入っているだけで全体の上位0.1%に入れます。スポーツや芸術の世界では不十分でしょうが、投資の世界ではこれで十分食べていけます。

今までFXで勝つのは難関かのように書いてきましたが、そこまで狭き門でもありません。才能部門で上位1、2割に入っていれば努力次第で年収億超えも不可能ではないでしょう。たぶん。


才能は自分ではどうしようもできないし、時間も努力するだけなので、効率に関して少しだけ。

まず手っ取り早いのが師を見つけることです。勝ち組になるのに独学なら2年かかるところを、身近な人から学べれば半年もかからないかもしれません。正しい道を見つけるのは時間がかかるものなので、それを教えてもらうだけでも結構違います。

あとは一緒に学ぶ仲間を見つけてミスを指摘しあったり、デモトレードをすっ飛ばして最初からお金を賭けてトレードする、とかですかね。最初は確実に負けますが、多少痛みを伴った方が効率よく学べると思います。


やればその結果が複利で帰ってくるのがトレードです。頑張りましょう。次回あたりからそろそろ具体的な話もしていく予定です。


2013年7月4日木曜日

トップレベルになるためには

トップレベルのトレーダーになるための最低条件として、必要な能力が2つあります。

1つ目は論理的に分析する能力です。エッジを得るためには、相場を観察し、仮定を立て、それを検証する必要があります。そしてその検証結果を矛盾がないように論理的に組み立てなければいけません。相場はポーカーに比べて自由度が高く、関わってくる条件も多いため(為替と株に相関があったりなど)、この作業が非常に難しいです。これができて初めて正しい相場観が養えます。

しかし、これだけでは短期的に大きくお金を増やすことはできません。そのためには複利を使って資産を運用しなければいけませんが、複利を使うには取るべきリスクを取る勇気が必要です。こう書くとギャンブラーが思い浮かぶかもしれませんが、一般的にギャンブラーはリスクを取りすぎです。これは投資の世界では致命的で、大きな確率でいつか退場になってしまいます。リスクは取りすぎても取らなすぎても大勝はできません。正しいリスク管理能力がなければ話になりません。

僕が知る限りほとんどの人がリスクを取りすぎて退場しているか、小銭の博打を繰り返しているか、勝ち組になるセンスがあったとしてもリスクを取らなすぎて小金しか稼いでいません。

上で書いた2つの能力を持って初めてトップトレーダーへの道を歩むことができます。ただしこれらは最低条件なのであって、その先もまだまだ険しいです。僕もスタートラインに立ててるか微妙なところですが、頑張っていきたいです。

追記
最近メンタルが最重要なんじゃないかと思うようになりました。メンタルに関しては『メンタルを鍛える』にて。

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