2013年7月21日日曜日

自分の利益がどこから来ているのかを知る


FX取引、売買価格公正に 超短期取引も制限


金融庁から新たな規制が入り、DMMとSBIは短期売買が禁止に、クリックはドル円のスプレッドと1回の注文上限を改悪するなど余波が広まっています。(注:記事タイトルの超短期取引は10分後などの価格を予想するバイナリーオプションのことです)

そもそも一部のOTC業者(詳しくはこちら)は客の注文を一度呑み、その注文を客同士の注文で相殺して手数料を浮かすことによって、インターバンク市場には存在しない狭いスプレッドを客に提供しています。

しかし客が秒スキャル(数秒から1分くらいの短期トレード)をすると、この狭いスプレッドを提供している業者側はその全てをカバーすることができないので(秒スキャル全部の取引をカバーしていたら業者が負うべき手数料が大きくなってしまい、客に狭いスプレッドを提供できない)その利益がそのまま業者の損失となってしまいます。

その結果、秒スキャルだけで稼いでいるトレーダーの存在が業者にとってマイナスとなり、そういうトレーダーの口座を凍結するという話も出てきました。狭いスプレッドを謳い文句に客を集めていましたが、それが仇となり自分の首をしめてしまった形です。それに加えて金融庁から規制が入り、業者が現状を維持できなくなってきました。それゆえその対策を取ってきたわけです。


スキャルピングだけに頼って稼いでいたトレーダーにとってはこれから少しずつ厳しい時代になってくるでしょう。しかしこれは今までが異常だっただけで当然の流れです。

もし自分の利益の大半が業者の損失によってまかなわれていたとしたら、それは一時的なものにすぎません。追い出されたり、規約が変更になればそれでおしまいです。勝ち続けたければインターバンク市場のスプレッド以上にエッジを得る必要があります。


とまあ偉そうに書きましたが、僕も低スプレッドの恩恵を受けていたトレーダーの一人です。やはりここ数ヶ月はスキャルで勝ちやすい相場でしたからね・・。資金を増やしながら段階的に手法を変えていくつもりでしたが、前倒しとなってしまいました。もう少し余裕が欲しかったのですが仕方ないですね。イメージはある程度できているので、少しずつ修正していこうと思います。


2 コメント:

  1. スキャルピングの規制ではなく、バイナリーオプションの規制とのことです。

    返信削除
  2. >FXさん
    スキャルピングの規制とは一言も書いてませんよ?

    返信削除

Powered by Blogger.